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苦労人と呼ばないで

今年も七庫屋店主のブログをご愛読いただきありがとうございました。
人間としての成長はまったくなかった一年でしたが、おかげさまで七庫屋はゆっくりとではありますが確実に成長しております。
そのへんの詳細は後日ご報告いたしますが、
本日は大晦日ということでもありますので、
一年のご愛顧に感謝して御礼かたがたサイン本のご紹介をさせていただきます。

2008年の最後はこの人にシメてもらいましょう。
エド・はるみ著『成人式は二度終えております』(2008年・ヨシモトブックス刊)。

タイトルは軽いですが、内容は重いです。
重いっていうのちょっと違いますかね。
内容をここでバラすのも野暮なので書きませんが、
いたって真面目です。
あえてエドさんの言いたいことを要約するとですね、
「夢はあきらめるな、それを実現するためには行動せよ」
ってことですかね。
突然彗星のごとく現れたように思われているエドさんですが、
世に出るまでには色々あったってことですね、当たり前ですけど。
それをまったく苦労とは思わないエドさんが素敵です。

Edo

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ずさんなトコロテン

ブックオフでは半額で売れない本を105円の棚に落とすことを「トコロテン」と呼ぶらしいですが、その基準というのがじつにあいまいなのです。
けっこうくたびれた本でも半額の棚に平然と並んでいることもあるし、「えっ、これ105円でいいの?」というような本もあったりします。
今回発掘したサイン本などは、その良い例と言えるでしょう。

岸恵子著『風が見ていた』(2003年・新潮社刊)。

この本は上巻と下巻があるのですが、上巻が105円、下巻が半額の棚にありました。
ブックオフでは状態(見た目)で価値を判断しているので、上巻と下巻が別の棚に並んでいたとしても別に不思議なことではありません。
しかし、今回発掘した本に関しては、それはあってはならないことなのです。
どちらも状態はほぼ同様。
そして、決定的なのは、どちらにもサインがあるということ。
さらにさらにサインの日付まで一緒だったのです。
このような本に違う価格をつけてしまう店員にはこう言ってあげたいです。
「お前の目はフシ穴か!」

ま、せどりする側としては、2冊とも半額で買うより、1冊は105円であるほうがありがたいのは言うまでもありません。
欲を言えば、2冊とも105円だったらなお良かったです。
ブックオフの店員さんには、これからもずっとフシ穴の目のままでいてもらいたいものです。

Kisi

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サインの分担問題

コンビの芸人さんとかいますよね。
別にコンビとは限りませんが2名以上のグループ。
そういった方たちがサインを書く場合、名前だけの羅列であった場合、わけが分からなくなってしまうおそれが出てくるわけですね。
たとえば、ラーメン屋さんに色紙が貼ってあったとしても、グチャグチャのサインだったら誰のサインなんだか分かりませんよね。
しかし、そこに「モーニング娘。」とか「ネプチューン」とかユニット名が書いてあれば一目瞭然で、初めて見る人に対しての配慮が感じられて好感が持てます。
今回発掘したサイン本もそういった“ユニットもの”に分類されます。

爆笑問題著『爆笑問題集』(2008年・東京ニュース通信社刊)。

右側が田中さんのサインで左側が太田さんのサイン、
そして中央に「爆笑問題」と書かれています。
ここで疑問に思うのは「爆笑問題」は一体誰が書くのか? ということ。
このサインに限って言えば、太田さんが書いているように思えます。
イメージ的には田中さんが太田さんに「お前が書けよ」って言われているような気がするんですけどね。実際は逆なのでしょうか。

画像には為書きがなく、「…さんへ」とだけ書かれていますが、店主が画像処理をして消したわけではありません。
元々こうなっていたのです。
後から名前だけ書き込めばいいように事前に用意したものなのでしょうか。

Bakusho2

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君はレモンさんを知っているか?

この人のことはあまり知りません。
というかほとんど知りません。
知らないなりに、私が抱いているイメージをひと言で言うと、
「熱い人」でしょうかね。

山本シュウ著『レモンさんのPTA爆談』(2007年・小学館刊)。

ラジオDJだそうですが、聴いたことないですねぇ。
J-WAVEなら多少わかるんですけど、
この方はどうやらTOKYO FM側の人みたいです。

なぜレモンさんなのか、なぜレモンのかぶりモノをかぶっているのか?
疑問は尽きませんが、そこは深く追究しないでおきましょう。
レモンさんこと山本シュウさんは、教育問題やらエイズ問題やらに熱心に取り組んでいるみたいです。
ミュージシャンとか人脈も豊富そうだし、将来は政界進出でも目論んでいるのでしょうか。

Shue

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容赦ない審査員

この人のことは嫌いでした。
と言っても子どもの頃の話ですけどね。
昭和40年代の終わりか50年代の初めぐらいだったでしょうか、「スター誕生」が放送されていたのは。
その番組の審査員席にこの方も座っていました。

阿久悠著『昭和おもちゃ箱』(平成15年・産経新聞社刊)。

阿久先生のことがなぜ嫌いだったかというと、出場者に対するコメントがなんとも冷たく突き放すような感じだったからです。
子供心に「そんな言い方しなくてもいいじゃないか」と思いました。
しかし、大人になった今では、才能のない人に甘いこと言って変に期待をもたせるより、厳しく突き放すことのほうが“優しさ”なんだろうな、と理解できるようになりました。
阿久先生なりの思いやりだったのでしょう。

阿久先生が偉大な作詞家だと知ったのは、それからだいぶ経ってからのことでした。
今回発掘したサイン本には署名とともに、
「君の唇に色あせぬ言葉を」
というメッセージが添えられています。
常にサインとセットで書かれていたものなのか、この本にだけ書かれたものなのか、先生がお亡くなりになった今となっては知る由もありません。
独特の筆跡と相まって「詩人だなあ」と思わずにはいられません。

Akuyu

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なんでこうなったの?

Kinchan











今回はいきなり画像をお見せしちゃいましょう。
いったい誰のサインだか分かりますか?
店主は状況を把握するまで数10秒かかってしまいました。

お笑い界の大将、欽ちゃんことこの人。
萩本欽一著『テレビに恋して20年』(昭和63年・日刊スポーツ出版社刊)。

察しのいい読者の方はお気づきになったと思いますが、
このサイン、上下が逆さまなんですよね。
ブックオフでは小口を研磨する際にカバーをはずしますから、その時に間違って逆にしてしまったのかな、とも思ったのですが、そうではありませんでした。
本当に上下逆さまだったのでした。
なぜこうなったのでしょうか。
これも欽ちゃん一流のシャレなのでしょうか。
もしお会いする機会があれば尋ねてみたいものです。

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サインに歴史あり

女性に大変人気のあるミュージシャンです。
あくまでもテレビを見たり、ラジオを聴いたりしたときの印象ですが、なんだかやる気なさそうな人です。
でも、歌いだすと「キリッ」とした感じになって、まるで別人のようです。
他にはN島M嘉さんなんかも似たような匂いを感じますが、いかがでしょうか。

ELTの“もっちー”こと
持田香織著『Everything Precious』(1999年・角川書店刊)。

この本もずいぶん探しましたが、いっこうに見つかりませんでした。
なかばあきらめかけていたのですが、執念がついに実を結びました。

現在ネットオークションに出品されている持田さんのサインと比べると、
別人のサインのように思えてきます。
しかし、この本が発行されたのは、ほぼ10年前。
時代とともに持田さんのサインも変化していったのでしょう。
この当時はまだサイン慣れしてなくて素人臭さを感じます。
今の洗練されたサインと比べると、ちょっとダサイような気もしますが、それも「味」というものです。
デビュー間もない、たどたどしいサインは逆に貴重ではないかと思います。
それにしても右上に描かれている不気味なイラストは何なんでしょうか。
わざわざ色を変えていますが、これも持田さんの手によるものなのでしょうか。
だとしたら、このサインってもしかしたら激レア?

Motchey

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あの人の娘だった

2世ナントカっていますよね。
2世タレントとか2世議員なんかがそうですけど。
私は別に2世が悪いとは思いませんが、普通の人が厳しい競争を勝ち抜いて世に出ることを思えば、2世の人は苦労せずして世に出れるという境遇に感謝すべきでしょう。

文壇というかモノ書きの世界ではこれまで2世というのはあまりいなかったような気がしますが、それでもチラホラと出てきているようです。
この人もそんな2世作家のひとり。

西山繭子著『色鉛筆専門店』(2007年・アクセス・パブリッシング刊)。

この方のお父上は作家の伊集院静氏。
ってことはですよ、伝説の女優・夏目雅子さんの遺児なのか?
夏目さんって子どもいたっけ?
などと思いをめぐらせました。

調べてみると、夏目さんと伊集院さんとの間に子はなく、西山さんは伊集院さんと前妻との子であることが判明しました。
さらに調べると、西山さんは女優もされていて、かなりの美形であることも判明しました。
要チェックです。

Mayuko

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