余禄

ブックオフでサイン本を探していると、思わぬ“お宝”に遭遇したりすることがあります。
いわゆるレア本というやつですね。
サイン本はもちろん七庫屋の在庫を充実させるために仕入れるのですが、すぐにお金になるわけではありません。
人気のある人のサイン本なら、リストに掲載したそばから売れていくこともありますが、多くの場合は仕入れてから売れるまで何ヶ月も(ときには何年も)かかります。
その点、レア本は七庫屋では売れませんが、ヤフオクに出品すれば即現金化が可能です。

レア本を見つけるということはお金を拾うのと同じことです。
店主は「お金が落ちていても拾わない」ほど人間が出来ていないので、レア本を見つけたら躊躇なく買います。
しかもお金と違って警察に届ける必要もないのです。

一例を挙げると、
『微妙ハンター』、『プリンセスプリンセスだった』、『ヘンな物さし。』…
等がレア本と言えるでしょうか?
写真集なら『月刊真木よう子』や『月刊道端ジェシカ』等ですかね。
上記の本ならヤフオクに出品すれば確実に5000円程度にはなるので、メモしておいたほうがいいです。
先日はしょこたんのお父さんである故中川勝彦さんの写真集を出品したところ、驚くほどの高額で落札されました。

ま、そうは言ってもレア本だけをねらってブックオフに出掛けても、空振りに終わるのが関の山だと思いますけどね。
店主の場合はあくまでもサイン本せどりの副産物だと思っています。
毎週のようにブックオフに行けば、年に3〜4回はレア本に出会えるってことです。

さて、サイン本も紹介しておきましょうね。

市川亀治郎著『カメ流』(2008年・角川学芸出版刊)。

歌舞伎には詳しくないし、この方のこともよく知らないのですが、以前『タモリ倶楽部』の浮世絵特集の時にゲストで出演されていたのを記憶しています。
サインはシンプルに「kame」とだけ書かれています。
変に飾らないところに育ちのよさが表れているような気がします。

Kame

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ルールがわかりません

親の影響で何かを始めるというのはよくある話です。
店主の父は将棋好きでアマチュア3段の腕前なのですが、子どもが興味を示さなかったので、親の影響で将棋をさすようになったりはしませんでした。
私はいまだに将棋のやり方がよくわかりません。
駒の動かし方ぐらいなら何とかわかりますが、敵の陣地に入ると「成る」じゃないですか。
そうするとそれからどのように変化するのかわかりません。
てことは駒の動かし方もわかってないってことか。

そんな店主ですが、親の影響をまったく受けなかったわけでもありませんでした。
それは棋士の名前を覚えたということですね。
誰でも知ってる羽生善治さんなんかは割と最近の人ですが、私の少年時代に活躍されていたのは、中原誠さん、大山康晴さん、内藤國雄さん、加藤一二三さん等ですかね、あとは若手で登場した谷川浩司さんとかですね。
そして忘れちゃならないのが林葉直子さん。

いまだによくわからない(わからないことだらけだな)のですが、棋士と女流棋士ってのは違うらしいんですね。
なんでも運営している組織自体が違うみたいですね。

今回発掘したのもその女流棋士のひとり。

高橋和著『女流棋士』(2002年・講談社刊)。

こういうこと書くと、偏見だとか言われそうですけど、
林葉さんにしても高橋さんにしても、やはり美人ということでマスコミの取り上げ方が違いますよね。
まあ、それで将棋の普及につながれば将棋界としても文句はないんでしょうけど。

次の目標は囲碁界の女流棋士である梅沢由香里さんのサイン本発掘です。

Yamato

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キクちゃん派でした

往年の傑作アニメ『いなかっぺ大将』を覚えておられるでしょうか。
大ちゃんのガールフレンドにキクちゃんとハナちゃんがいましたよね。
キクちゃんは大ちゃんがお世話になっている道場の一人娘で、ハナちゃんは大ちゃんの幼馴染みでした。

当時の男子小学生は、自分ならどちらを取るかで悩んだものです(私だけ?)。
私は断然キクちゃん派でしたね。
顔は同じなんですけどね。
ついでに言えば『巨人の星』の星明子も同じ顔ですね。
川崎のぼる先生の描く美少女はみんなおんなじ顔なんですよね。

今回ご紹介するサイン本は川崎のぼる先生とは縁もゆかりもないのですが、なぜこんな話をしたかというと、この人に関して特別コメントすることがないからなんですねぇ。
キクちゃんつながりというだけの理由です。

井上喜久子著『Dream Time』(1995年・MOVIC刊)。

店主はこの方のことを知りません。
名前ぐらいは知ってましたが、どんな作品で何の声を担当されているのかといった知識はまったくありません。
つまり井上さんがどんな声なのか知らないってことです。

今回この本を発掘して井上さんのお顔も初めて拝見したわけですが、まぁ、写真集出すぐらいですから美人ですよね。
菊池桃子さんにちょっと似ているような気がします。
髪型はむかしの工藤静香さんっぽい感じですかね。
なんせ14年前のものですからね。
現在は雰囲気も変わっているのでしょう。

しかし、なんですなぁ。
きょうび、声優さんも顔がよくなきゃなれない職業なんですね。
いやその、昔の声優さんがそうじゃなかったというわけではないですが。

Kikuko

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危ないところだった

今でこそアニメは立派な産業となっていますが、70年代半ばぐらいまでは「子どもがみるもの」といった程度のものだったような気がします。
たとえば中学生ともなれば、友だちにアニメを見ているなんて恥ずかしくていえないような空気でした。
「えっ、お前まだアニメなんて見てんの」と言われそうで。
そもそも日常会話で「アニメ」って言いませんでしたね。
みんな「マンガ」って言っていたように記憶してます。

70年代の後半に劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が公開されて、それまでの流れが変わり、大人たちが「アニメは金になる」と気付き始めました。
店主はまさに、その大人たちのターゲットとなった最初の世代の子どもの中の一人でした。
『ヤマト』に夢中になっていたちょうどその頃この作品のことも知りました。

聖悠紀著『超人ロック 完全版』37巻(2009年・少年画報社刊)。

今回なぜこのサイン本がゲット出来たかというと、秋葉原のヨドバシカメラ(の中にある有隣堂書店)でサイン本販売があったのです。
サイン会ではなく単なる販売。
しかもその情報を得たのは前日の深夜、というかもう当日ですね。
朝9時30分からの販売ということですから、いつもと変わらぬ時間に起きて、いつも通勤するときとほぼ同じルートでアキバに向かいました。

有隣堂はヨドバシの7階にあり、当然ヨドバシがオープンしなければ中に入ることはできません。
開店するまで入り口で待機し、扉が開くと同時にダッシュでエスカレーターをめざしました。
幸いポールボジションを奪うことに成功し、7階に一番乗りできました。
店員さんに「聖悠紀さんのサイン本はどちらですか?」と尋ね、
「あちらです」と言われたほうを見ると、なんとすでに長い列が。
もう20人ぐらい並んでいる、いやもっとか。
何冊販売するかは公表されていなかったのであせりました。
ま、結局買えたからこうしてブログに書いているわけなんですけどね。

店主より先に並んでいた人たちっていうのは、たぶんエレベーターを使ったと思うのですが、私はこういう場合堅実にエスカレーターを使うようにしているのです。
ヨドバシの店内の事情にも明るくありませんでしたしね。
エレベーター組はこういうことに慣れていて、エスカレーターに向かって行った私のことなどあざ笑っていたのかもしれませんね。
「このシロウトが!」と。

Hijiri

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オフィシャルサイトでお買い求めください

毎度のことですが、本当にブックオフには誰のサイン本でもあるもんだなぁ、と思わずにはいられません。
それだからせどりを続けられるし、それを欲しがってくれるお客様もいるんですよねぇ。
先日発掘したのは店主が尊敬してやまないこの方。

横尾忠則著『瀧狂』(1996年・新潮社刊)。

横尾先生の作品(ポスター等)には、よくご自分で書かれた文字を取り入れておられますが、その文字が味があっていいんですよね。
その「横尾節」が炸裂といった感じのこのサインもまた、じつに味わい深いものとなっています。

横尾先生のサインには今回ご紹介する漢字でタテ書きのものと、ヨコ書きで「yokoo」というものの2種類存在します。
もしかしたら他にもあるかもしれませんが、私は知りません。
今まで何度かサイン会に参加しましたが、すべて「yokoo」バージョンでした。
横尾先生直筆のサインならどちらもありがたいのですが、正直に言えば漢字バージョンのほうが嬉しいです。

ところで、横尾先生のサインはじつは割と簡単に入手することができるのをご存知でしょうか?
それはですね、横尾先生のオフィシャルサイトでグッズを購入すればいいのです。
書籍はもちろん、ポスター、小物類等いろいろ扱っているみたいなので、横尾先生のサインが欲しいという方はこちらでお買い求めください。
ただし、為書が入りますけどね。

どうしても為書入りではイヤだ、という方は七庫屋まで御一報いただければ、喜んで販売させていただきます。

Yokoo

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この人もぐっさん

うわさによるとジャニーズのタレントさんはサインをしてはいけないことになっているそうです。
本当かどうかは分かりませんが、考えられなくもないな、という気はします。
なぜかというと、店主がいくら探しても発掘できないからなんですね。
サインをしないなら探しても無駄だろうと思われるでしょうが、それでも探さずにはいられないのが自称サイン本ハンターの悲しい性(さが)ってやつです。
これまでに一体どれだけのジャニーズ本をチェックしてきたでしょうか。
木村拓哉さん、稲垣吾郎さん、堂本剛さん、城島茂さん…等々。
「こんなことやって何になる」
と何度思ったことでしょう。
しかし、今回現役ジャニーズ事務所所属のタレントさんのサイン本をついに発掘し、これまでの苦労が報われました。

山口達也著『サーフィン フリースタイル』(2004年・日之出出版刊)。

この本はタレント本のコーナーではなく、雑誌の棚にありました。
写真集というかムック本といった体裁ですね。
この本を見たのが初めてなら、山口さんがサーフィンをされるという事実も今回初めて知りました。

一般人には絶対サインなどしないであろうジャニーズのタレントさんも、サーフィン仲間には気を許したということでしょうか?
ジャニーズも人の子ってことなんですね。

しかし、芸能人になったからには、たとえば町を歩いていて、
「○○さんですよね? サインしていただけますか」
なんて言われるのって、ひとつの夢じゃないですかね。
そういうことができないって、ちょっと可哀相な気がします。
ある程度の年齢になれば自制することもできるでしょうが、10代の若い衆なんかサインしたくてしょうがないんじゃないでしょうか。

ちなみにジャニーズをお辞めになった「元ジャニーズ」の方々は、解放された反動からか、自分の本にサインしまくってます。
七庫屋にも何冊かありますので、よかったらどうぞ。

Gussan

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似てるといえば似てる

今回発掘したのは、これから七庫屋でとくに力を入れていきたい漫画家さんのものです。
これまでさんざん探しましたが、まったく見つからず、気長に探そうと構えていたところでした。

夏目房之介著『おじさん入門』(2005年・イーストプレス刊)。

署名+自画像という漫画家さんのサインとしては理想的なものです。
筆記体の署名部分も線の太さに強弱があって、ただ単に上手い字というのではなく絵心みたいなものを感じます。
さすが絵で食ってるだけのことはあります。

私が説明するまでもなく夏目さんは文豪・夏目漱石のお孫さんであります。
どうなんでしょうね、超有名人の孫というのは?
そりゃ得したこともあるだろうけど、困ったことも多かったんじゃないでしょうか。
だって、初対面の人だったら絶対その話題避けられませんよね。
まあ、気を遣ってあえて話題にしない人もいるでしょうけど、ふつうはやっぱり気になりますよね。
なにしろ祖父が「お札」になるほどの有名人なのですから。

この本の帯に親子三代、要するに房之介さん、父、祖父の顔写真が載っていて、「似ているのか?」というコピーがついているのですが、たしかに漱石と房之介さんのお父さんは似ています。
そして、お父さんと房之介さんも似ています。
だんだん薄まってきているということでしょうか。
こうなってくると、房之介さんのご子息のお顔も拝見したくなってきますね。

Natsume

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そこじゃないよ

ブックオフでせどりをしていると、思わず苦笑してしまうことがあります。
それは本来あるべき場所ではない所にとんでもない本があること。
よくあるのが、作家の名前の読み間違いです。

たとえば、鷺沢萠さんの本が「わ」のところにあったり(わしさわ?)、嶽本野ばらさんの本が「か」のところにあったり(がくもと?)といった按配です。
まあ、こんなもんなら可愛いものですが、もうジャンルそのものがまったく見当はずれだったりすることもあります。

以前目撃したケースではシング・ライク・トーキングの本が外国人作家の棚にあったことがありました。
『東京タワー』以前は、よくリリー・フランキーさんの本も外国人作家の棚にありましたね。

この本も、そんな「勘違い系」のものです。

新庄剛志著『ドリーミングベイビー』(2001年・光文社刊)。

この本いったいどこの棚にあったと思います?
なんとですね、育児書の棚に並んでたんですよ。
「こことちゃうやろっ!」となぜか関西弁でツッコミましたよ(心の中で)。

しかし、いくらスポーツに疎い店主だって、新庄さんのことぐらい知ってましたけどねぇ。
その程度の常識もないブックオフの店員さんが、なんだか無性に愛おしく思えたりする私はおかしいでしょうか。

Sinjo

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廃盤アワーが懐かしい

♪かっれの くるっまに のって〜

この歌を知っているのは40代後半以上の人でしょうね。
若い人にとっては「何それ?」って感じですかね。

平山みき(三紀)著『京の出来事』(2009年・プラネットジアース刊)。

長いことサイン本せどりをしていますが、まさか平山みきさんのサイン本が発掘できるとは思いませんでした。
というか本出してたんですね、平山さん。
この本は京都の観光ガイド的なものですが、平山さんと京都ってどういうつながりなんだろうかと思ったら、京都在住なのだそうです。
本のタイトルはもちろんご自身の代表曲『真夏の出来事』とかけたものでしょう。
さらに『今日の出来事』にもかけているともとれますね。

平山さんといえば、なんと言ってもあの独特の歌声ですが、店主は初めて聴いたとき、「なんだこりゃあ」と驚いたものでした。
トッポジージョ(知ってます?)の声優さんが歌っているのかと思いましたよ。

サインですが、芸能人らしさなどみじんも感じさせない飾りっ気のないもの。しかも毛筆です。
バタくさい容貌とは裏腹に和風好みなのかもしれません。

平山さんのラッキーカラーはイエローだそうで、この本の中で着用しているお召し物もすべてイエロー系。
そして本のデザインもイエロー系でまとめるなど徹底しています。
そういえば、先日『田舎に泊まろう』に出演されていましたけど、そのときも黄色い服着てたかな?

Hirayama

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謎の女子四人衆

2週間前に奈良美智さんのサイン会で行ったばかりだというのに、またしても吉祥寺の同じ本屋さんへ行ってきました。

店主は毎日大手書店のサイトをチェックしているのですが、先日その中に気になる情報があるのを発見しました。
なんでも、吉祥寺にゆかりのある漫画家さんのサイン本フェアを行うというのです。

吉祥寺在住の漫画家さんが多いというのは以前から知っていましたから、いいとこに目をつけたなと思いました。
店主が知っているだけでも、江口寿史さん、いしかわじゅんさん、楳図かずおさん等がおられます。
その漫画家さんたちのサイン本が定価で買えるとなれば、いやがうえにもテンションが上がろうというものです。

開店が10時なのでそれに間に合うように家を出たのですが、途中で時間をロスしてしまい(ぶっちゃけ便意をもよおしてしまい)、10分ほど遅刻してしまいました。
先客はありましたが在庫はまだ豊富にあるようです。
種類としては30種ほどあったでしょうか。
楳図先生の作品があったので迷わずゲット。
しかし、その他の作品は店主が知らない作家ばかりなのでした。
いわゆるBL系が大半で、知っていたのはやまだないとさんぐらいでしょうか。
最近の漫画に対する知識の乏しさを痛感しました。

そのサイン本フェアの会場に店主より先に来ていたのが女性の4人グループ。
年齢的にはギリギリ20代ぐらいでしょうか。
全員がカゴを持っていて戦利品がぎっしりつまっています。
そしてこれがよくわからないのですが、みんな必死に携帯をいじっていて、「つながった」とか「つながらない」とかで一喜一憂しているのです。
なんなんでしょうか?
買い物が済んだら、さっさと会計を済ませて帰ればいいのに。
はっきり言って邪魔でした。

本日ゲットしたサイン本はこちら。
楳図かずお著『へびおばさん(復刻版)』(2009年・小学館刊)。

最近の書店はサイン本にシュリンク包装して中が見れないようにしていますが、私は買うときは必ず中身を確認させてもらっています。
店員さんに
「中を見てから買うか決めたいんですけど」
と言ったら、怪訝そうな顔をして奥に引っ込んでなにやら相談してるみたいです。
戻って来て、渋々といった感じで開封して見せてくれました。
このくらいの要求をしたってバチあたりませんよね。
だって、定価が2500円もするんですよ。
ま、結局買ったんですけどね。

Umezu

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